ソフトウェアRAID1を構築する際のMBR設定

LinuxなどでRAID1(ミラーリング)を行った際に片肺でもシステムが起動するためにはMBRの設定が必要です。
/dev/sda /dev/sdbをRAID1で使っており、/bootを独立したパーティションとしている場合、以下の作業でMBRの設定ができます。

# grub
grub> device (hd0) /dev/sdb

grub> root (hd0,0)
 Filesystem type is ext2fs, partition type 0xfd

grub> install /grub/stage1 (hd0) /grub/stage2 p /grub/grub.conf

grub> quit

パーティションの位置は適時読み替えてください。/bootが独立してない場合、/grub/stageX → /boot/grub/stageX となります。
MBRの設定作業は障害復旧作業、カーネル再構築、yum等でカーネル周りがアップデートした場合に必要です。

障害復旧

障害発生時は、障害ディスク交換 → fdisk でパーティション切り分け → RAIDに追加 → MBR設定 の作業が必要です。
パーティションの準備ができたら以下のコマンドでRAIDに追加できます。(md1に障害が発生した場合)

# mdadm /dev/md1 -a /dev/sda3

RAIDの監視

[UU]が正常、[U_]または[_U]等は縮退モード。

# cat /proc/mdstat

RAIDアレイ毎の詳細が見たい場合は以下。

# mdadm -D /dev/md0

参考

bne.jp